他者を支配し洗脳する手段は様々あるが、一般的かつ効果的なものは圧倒的暴力による恐怖支配だろう。
勿論、それだけでは限界があるが、
これから性奴隷化計画を進めていく上でも、
玲司は初っ端で躓く訳にはいかなかった。
腕も未熟、計画も実験段階である以上、その選択が
玲司は最適だと考えた。
目を覚ました後も
カナは混乱状態にあった。
それもそうだろう。
全裸になっている上に拘束されているのだ。
そして目の前では何故か兄が自分を見下ろしている。
「......な......に......してるの......?」
絞り出す様なその問いに
玲司は答える事なく、カチャカチャとベルトを外しズボンを脱ぎ出した。
「........なっ!?」
突然、服を脱ぎ出した事もそうだが、その後に現れた不気味な男性器にカナは驚愕した。
全裸の妹を前にその男根は聳り立ち、それ自体が意思を持った一匹の生き物の様にビクンビクンと動いている。
幼い頃に見た兄の可愛らしいチンチンとは全く異質のもの。
黒々とした肉の棒には血管が浮き出し、先端は節くれ立って妙なコブが付いている。
さながらそれは一本の槍のごとし凶器に見えた。
玲司は無言のままベッドに上がると
カナの眼前に肉の凶器を突き出した。
「......いっ......や!」
本能的に
カナは顔をのけぞらせ後退しようとしたが思うように体が動かない。
拘束されている事に加えて薬がまだ効いているのだ。
玲司は
カナの髪を乱暴に掴むと無理矢理、体を引き起こした。
「咥えろ」
一言そう告げると
カナの口元にペニスを近付ける。
「.......っやだ!」
首を左右に振り抵抗の意思を示したその時、
バシンッ!!
カナの頬に鋭い痛みと衝撃が走った。
たまらずベッドに倒れ込んだ
カナは、自分が殴られたのだと認識するまで数秒の時間を要した。
痛みはほとんど感じなかった。
それよりも人に殴られたという事実の方がショックが大きかった。
頭の中が真っ白になり完全に思考が停止する。
そんな様子を冷徹に見下ろす
玲司は再び
カナを乱暴に起こすと、
「咥えろ」
ただ一言そう告げた。
「...........あ.........あ.........」
醜悪な肉棒がスローモーションのように目の前に近付いてくる。
目の前の現実が受け入れられない。
思考が停止してしまった
カナは今度は抵抗する事が出来なかった。
「おごぉぉぉぉぉぉ!!」
喉元まで一気に剛直が差し込まれた。
あまりの衝撃に目の前がパチパチ眩む。
生臭い匂いが口中いっぱいに広がり、続いて嘔吐感が込み上がってきた。
カナの頭を掴み、喉の奥までペニス差し込むと、
玲司は腰を前後に激しく動かし始める。
(——待って!!——やめてっ!!苦しい!!!)
発しようとしたそれは言葉にならなかった。
「......ッン......ぐっ......おえっ.........」
自分が今何をしているのか、何をさせられているのか、性の知識が乏しい
カナにはよく分からなかった。
ただ自分が汚され、辱められている事だけは分かった。
「うぐっ......あうっ......ンッ!...ンッ!...ンッ!」
ズルズルと肉の槍が口の中を出たり入ったりしている。
「歯を立てるなよ。チ×コ傷つけたらまた引っぱたくからな」
感情のこもらないその言葉が何を意味するのかよく分からなかったが、
カナは再び殴られる恐怖に怯え、言われた通り歯が当たらないように気を付けた。
自然と口中は汚らしい性器の匂いと
カナ自身の涎でいっぱいになった。
口の端からダラダラと涎がこぼれ出し、その涎にまみれてぬらぬら光る赤黒い肉棒が目の前で前後に動き暴れ回っている。
何度も嘔吐く内にいつの間にか瞳から涙が零れていた。
「これがフェラチオか......
カナ、お前の口、最高に気持ちいいぞ......」
恍惚の表情を浮かべる
玲司は
カナの意思を全く無視して、遮二無二腰を振りたくる。
「おごっ......むぅぅっ!!」
何かを考えようとしても生臭さと息苦しさにすぐに意識を奪われてしまう。
そこに情けも容赦も一切無かった。
あるのは一方的な肉の暴力。
カナを見つめる
玲司の目には恍惚以外の感情が読み取れなかった。
....................。
グチュッ グチュッ グチュッ
あれからどれ位、時間が経ったんだろう...
部屋に響くのは
カナのくぐもった呻き声と粘性の液体が弾ける音。
実際には十分程度しか経っていないのだが、
カナには一時間にも二時間にも思える永遠の無限地獄に感じた。
次第に息苦しさと現実逃避から
カナの意識がスゥっと遠のき始める。
しかし、その時、男根にこれまでにない反応があった。
口の中で今までより一回り大きくなったかと思うと、ビクビクと蠢き出したのだ。
「
カナっ!イクぞっ!!口の中に出してやる!!!」
そう言って
玲司は腰の振りを更に加速させた。
(......イク?......イクってなに?)
そう考える間もなく喉の最奥まで男根を差し込まれ、
ドクンッ!
ドクンッ!
と勢いよく精子を口内に注ぎ込まれた。
喉に焼け付くような熱さを感じると同時に生ゴミのような腐臭が鼻腔いっぱいに広がった。
(やだっ!!苦しい!!臭い!!気持ち悪い!!)
瞬時に覚醒した
カナは首を振ってその苦痛から逃れようとしたが、
玲司がガッチリ頭を掴んで離さない。
「あがっ!.....おえっ!!」
次々に送り込まれる灼熱の液体が口内にドンドン溜まっていく。
嘔吐感から飲み下す事は出来ず、口の端から白濁の液が溢れ出す。
それが男性の精子である事すら理解していない。
その悪臭に
カナの眉間には深い皺が出来ていた。
三度、四度、口内で剛棒がビクンビクンと動き、残りの精子を吐き出した後、ようやく
カナは地獄の苦しみから解放された。
「ゴホッ!!ゴホッ!!ゴホッ!!」
咳き込みながら力無くベッドに倒れ込んだ
カナの口から、涎と精子の混ざり合った粘性の液体がドロドロと溢れ出した。
放心状態にある
カナは自分の身に起きた出来事を認識する事は出来なかった。
出来る事はただ、ポロポロと涙をこぼす事だけだった。
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