普段は憮然とした顔であまり感情を表に出さない義父が興奮していく姿は恐ろしくもあった。
一体私のこの姿の何処に興奮を覚えるのだろうか?
男性の欲望の正体も掴めぬまま、義父の要求はどんどんエスカレートしていった。
「
里奈、スカートをめくりなさい」
義父の次なる要求に喉の奥が締め付けられたように苦しくなる。
どんな無茶な要求にも応えるしかない私は、義父の命令通りスカートの裾に手を掛ける。
キョロキョロと辺りを見回して人が居ないのを確認してから、そろそろとスカートを上に持ち上げた。
膝の所までパンティーを下ろしているので私の大事な所は今、丸見えになっている筈だ。
義父には何度も見られているが、やはりそれでも恥ずかしい気持ちは強く、慣れるという事はない。
しかもその姿をカメラによって撮影され、記録されているという事実がそれに拍車を掛ける。
——カシャリ、カシャリ。
シャッター音が何度も何度も耳朶に響く。
ファインダー越しに義父の視線を痛いくらいに感じた。
視線に犯されるとはきっとこういう感覚の事を言うのだろう。
耳の辺りが熱い。
身体がムズムズしてもどかしい。
恥ずかしくて恥ずかしくて、もう死んでしまいたい......
数えるのもバカらしい位、何度そう思ったか分からない。
心中に渦巻く感情を整理出来ない。
「最初に会った頃よりも毛が生え揃ってきたな」
風に乗って義父のそんな呟きがボソリと聞こえた。
身体の成長を指摘され、顔がカッと熱くなる。
それは子供の成長を喜ぶ親とは全く異質のもの。
少なくとも私はそう感じた。
だからこそ余計に恥ずかしさも増すのだ。
「
里奈、自分で股を弄ってみろ」
カメラを構えて撮影を続ける義父が出し抜けにそう言った。
「弄......る......?」
心臓が一際高く鳴り響き、私の周りだけ地震が起きたかのように世界が揺らいでいく。
「自分でアソコを弄れと言ったんだ。オナニーだよ。早くしなさい」
義父によって開発された身体を、今度は自分で弄ってみせろと言うのだ。
自慰行為などまともにした事ない私にとって、それはとんでもない要求だった。
しかもそれを野外で行うなどあり得ない事であり、考えられない事だった。
私は唇を引き結び、唯一の抵抗として義父を強く睨む。
だが、義父にそんなものが通用しない事はとっくの昔から分かっている事だ。
どうせやらなきゃいけないならさっさと終わらせてしまいたい。
そう考えた私は左手でスカート抑えたまま、右手を自分の股間に伸ばす。
触れてみるとソコは羞恥で確かに火照ってはいたものの、興奮している訳ではないので濡れてはいなかった。
義父のシャッターを切る回数が更に増えていく。
オナニーの仕方もよく分からなかった私は、とりあえず一番敏感な箇所に触れてみる。
「......んっ」
薄皮に守られた花芽を指先で軽くなぞる。
私はココが他の人よりも弱いのか、たったそれだけの刺激で身体がビクッと震えた。
首を回し、辺りをもう一度見回してみる。
誰かに見られてやしないかと気が気がじゃないのだ。
緑木が植えられているとは言え、隙間が無い訳ではない。
幸いな事に今は誰も近くを通ってはいなかった。
こんな姿をもし見られでもしたら私はこの場で卒倒してしまうだろう。
正しいオナニーの仕方も分からず、私はただ一心に敏感な花芽を弄り続けた。
義父はやり方については何も言わなかった。
シャッターを切るのに夢中になっているからか、そもそも彼自身も知らないからなのか。
いずれにしても私は早くこの時間が終わるのを祈るだけだった。
五分、いや十分程度時間が経過した頃、私の股間は確かに潤み始めていた。
敏感な場所刺激し続ければ誰でもこうなるだろうか?
いや、普通の感覚の女性ならばそんな事はないかもしれない。
私は......
背中を這い回る妖しい感覚に戸惑っていた。
野外で義父にカメラで撮影されながら股間を弄る自分。
途方もなく変態的なその行為に私は......
「
里奈、膣が濡れてきたな。興奮してる証拠だ」
私の頭の中を読んだかのように義父が声を掛けてくる。
レンズの向こう側でその目が笑っている気がした。
いつも応援ありがとうございます。
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