「うあっ!!あんっ!!あっ、あっ、あっ......ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
頭蓋骨の中に直接手を差し込まれ揺さぶられたかのような衝撃が走った。
全身の血液が一気に沸点に達し、グラグラと身体を焼かれる錯覚に陥る。
”お父さん”と呼ばれた義父がそれで納得し、私をイカせようと振動器具を強く股間に押し付けたからだ。
その暴力的なまでの快楽の衝撃波は瞬く間に私を頂点まで導いた。
十時間以上も蓄積され続けた快感が亀裂の入ったダムが決壊するかのごとく一点に収束して爆発するのが分かった。
「アッアッアァッ!!アクッ!!——カハッ!!」
私がちゃんと認識出来たのはそこまでだった。
突然ブレーカーを落とされたテレビの様に私の意識はそこでブツリと途切れた。
快感を快感と認識する余裕はほどんどなかった。
次に目を覚ました時、最初に視界に飛び込んできたのは、義父が股の間からニヤニヤしてこちらを見上げている光景だった。
「目を覚ましたか......気持ち良過ぎて失神したな」
義父のその言葉で自分がしばらくの間、気を失っていた事を知る。
身体が異常にダルく頭も重い。
意識を飛ばした後、何度か連続で達したのだろう。
私が気を失った後も義父は振動を絶えず与え続けていたのだ。
そうじゃないとここまで身体がダルくなったりはしない。
「まだまだ気持ち良くなるのはこれからだぞ」
そう言って義父は再びマッサージ機を股間に押し当ててくる。
「もっ......やめて............あぁっ、んんんっ、いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
昂っていた身体が黒い悦びに跳ねる。
溜まっていた快感は数回イッた程度で解消されないと言わんばかりに身体が勝手に反応する。
「イグッ!イグゥゥゥッ!——もうイクの、やだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!あッあッあッ、あぁっ!!」
最初にイッた時程ではないが、それとほぼ同等の波が襲ってくる。
全身が小刻みに震え始め、硬直していく。
頭を大きく振っているからか、光の明滅が激しいからか、視界の先には真っ白な世界しか見えなくなっていく。
「イグッ!ギッ!——アクゥゥゥゥゥンッ!!」
連続で襲ってくる大波に必死に耐えるべく、歯と歯を噛み合わせて食いしばる。
安楽椅子がギシリと音を立てて軋み、手首や足首に結わえてある荒縄が皮膚に強く食い込んだ。
もしかしたら皮膚が裂け、血が噴き出しているかもしれない。
それ位には私は暴れていただろう。
けれど、その時は痛いとか傷が出来たかもとかそんな事を気にしている余裕などなかった。
——快感に殺される——
その恐怖にただただ怯えた。
快感に殺されるという感覚は男性には一生分からない感覚かもしれない。
女性がセックス中に「死んじゃう!」と口走るのは決して大袈裟な事ではないのだ。
焦らされ続けて爆発した快感を前に私はそう思った。
このまま義父に嬲られ続けて死んでしまうかもしれない。
「許、して......もう許して下さい......」
あれだけ抵抗していたのにただの一回、意識を飛ばされる程の猛烈な快感を味わっただけでそんな命乞いにも似た哀訴を漏らしてしまった。
それ程、恐怖を感じる快感だったのだ。
「”お父さん許して下さい”、だろう?」
「......お父......さん......どうか許して下さい......」
一も二も無くすぐさま声に出して応える。
あれだけの恐怖を前に、義父の事をお父さんと呼ぶ事に抵抗などない。
ただただ、早くこの地獄から解放されたい、その一心だった。
けれど義父は、
「まだ駄目だ。随分生意気な事を言っていたからな。親に逆らう子供にはキツイ躾が一番効く」
そう言ってニンマリと頬を釣り上げマッサージ機を持つ手に力を込める。
「あうぅぅぅんッ!!イヤッ!イヤだぁぁぁぁっ!!」
遮二無二首を振って、泣きながらイク事を拒絶するが、どう足掻いた所でそれを止める事は出来なかった。
顎が跳ね上がり、背中が仰け反り、両手両足の指が不自然な形で硬直する。
簡単に高みへと昇り詰め、絶頂する。
だが、イッても義父が刺激を加え続ける限り、終わらないのだ。
「アッ、グッ......————イクッ!——ンンンッッッ!!!.................ハァ、ハァ、ハァ.......もっ、ヤだぁぁぁぁ!!壊れるぅっ!壊れるよぉぉぉぉっ!!」
内側から快感が爆発して肉体を木っ端微塵にされる様な錯誤感。
それ程の快楽が何度も何度も私を襲う。
いや、こんな無理矢理与えられる快楽など快楽とは呼べないだろう。
罪人に与えられる鞭打ちの刑と大差ない。
「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ、ごめんなさっ——あッ!ウゥゥゥゥンッ!!アァァァァァァッッッ!!!」
何度許しを乞うても、詫びを入れても、泣き言を言っても義父がその手を休める事はなかった。
意識を飛ばしては激しい快感によって目覚め、そしてまた激しい快感によって飛ばす。
手足の感覚すら無くなり、現実感が消失していく。
その無限ループは義父の怒りが収まるまで数時間続いたように思う。
自分が何処にいて何をされているのかすら分からなくなった頃、ようやくその責め苦は終わりを迎えた。
朧げながらも意識を取り戻した時、私はお風呂場で素裸にされ義父に身体を洗われていた。
「里奈、もうこの私に生意気な口を利いたり逆らったりしちゃいけないよ?」
後ろで私の背中を洗っていた義父が顔を近付け耳元で囁く様にそう言った。
「..........ハイ......お父さん」
精魂尽き果てていた私は、力の抜け切った声で返事をする。
「......イイ子だ」
背中にあった手が、脇をすり抜け胸元へと伸び、両の乳房をやわやわと揉み始める。
私は何の抵抗も示さず、その愛撫を受け入れた。
「んっ、んんんっ......」
石鹸のぬめりが程良い快感を生み出し、乳房全体に熱が生まれる。
そして、まだ敏感な状態にあった乳首を強く捻り上げられ、
「——あ、ンッ!!」
私は明らかな快感の伴った叫び声を上げた。
「もう身体の準備は整っているようだな」
(ジュン、ビ......?準備ッテ何ノ......?)
頭の整理が追いつく前に、
「そこに手を着いて尻をこちらに向けなさい」
義父が愉しげな調子でそう命令してくる。
私はそれに従い浴槽の縁に両手を着くと、男性を誘う様なお尻を向ける恥辱的な姿勢を取った。
両の尻臀が鷲掴まれ、左右に割り開かれたかと思うとすぐさま股間に熱くて硬い感触を感じる。
「——ンンっ......!」
義父のペニスが身体の中に入ってくるその感触と共に、私はそれ以上考えるのを止めた。
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