今度は言葉の意味も分からなかった。
口に含んで洗うとはどういう事だろうと。
義父が立ち上がった事でその股間はちょうど私の目の前に来ている。
それだけでも今すぐこの場から逃げ出したい程の恐怖感に駆られる。
私は瞳に涙をいっぱいに溜めて義父を見上げる。
きっと母親を見失った子犬のような怯えた目をしていたと思う。
そんな私を見ても義父の表情は何一つ変わらない。
ただいつもの様に同じ言葉を繰り返し、
少しクセのある私の髪をひと撫でするだけ。
そのまま右手で私の後頭部を掴み、腰を前に突き出してくる。
顔とペニスの距離が僅か数cmという所まで来た時、
私は我慢出来ず顔を逸らした。
首を小さく横に振り、拒絶の態度を示す。
だってそんな事、素直に受け入れる事など出来る訳がない。
男性の排泄器官であるペニスを口に含むなど...
義父が決してそれで許したり諦めたりする事は無いと分かってはいても。
顔を逸らし、拒絶感を精一杯表現する私に、
義父は声を荒げたり、手荒な真似をするでもなく、
ただ私の顎を掴み自分の方を振り向かせる。
正確には股間の方を...
そして、もう一度同じ言葉を繰り返す。
「
里奈、口に含んで洗いなさい」........と。
私は顎を掴まれ、顔を固定されたまま、
義父のペニスと向き合う。
そんな奇妙な時間が流れていく。
現実とは思えない生き地獄のような時間。
けれど、どれだけ私が嫌がっても拒み続けても義父は許さない。
辛く苦しい時間が伸びるだけ。
いつだって折れるのは私の方だ。
それに私には時間を引き伸ばせない理由があった。
万が一にも幼い弟にこの場面を見られてはいけないという事。
外に遊びに出ている弟が帰ってきて姉のこの姿を見る。
それを考えるだけで恐怖で心が竦む。
姉がこんな事をさせられていると知れば、
弟はきっと計り知れない程のショックを受けるだろう。
もしかしたら一生のトラウマになるかもしれない。
それだけは何としても避けたかった。
こんな無惨で残酷で救いようのない現実は、私で止めなければならない。
終わらせなければならない。
私には姉として弟を守る責任があるのだから...
覚悟を決め、強い視線で義父を睨み付ける。
私はあなたには絶対屈さないと。
それでも悔しさと悲しみの入り混じった感情を押し留める事は出来ない。
「ひっ.......うっ..........えぐっ.......」
溢れる感情に呼応するかのように自然と漏れてくる嗚咽と涙。
玉のような涙を零しながら、私は義父のペニスに口を付けた。
赤黒く不気味なペニスの先端へと。
触れた瞬間、予想以上の熱さに私はビクリと驚き口を離してしまった。
その時、先端から溢れていた透明の液体が、
私の紅い唇とペニスの間に糸を引いた。
振り払うようにその糸を取り去り、手の甲でゴシゴシと拭き取る。
唇が汚されたという事実を消し去ろうとするかのように...
ただ口を付けただけで義父が許すはずもなく、
見下ろしてくる威圧的な眼差しが再開を促していた。
私は再びペニスへと顔を近付け口付けをした。
学習した熱の熱さに耐え、
含めという命令に従ってその先っぽを口内に受け入れた。
小さな口では収まり切らない程の肉の塊が口内いっぱいに広がる。
微かな石鹸の香りと舌先を刺激する苦味。
直前で洗っていた為か、それ以上の臭いは感じなかった。
口に含んだはいいがその後どうしていいか分からず
あたふたしている私の頭を義父は両手で掴み、前後に動かし始めた。
「舌で舐めて綺麗にしなさい」と一言だけ付け加えて。
突然始まった抽送に私は目を白黒させながら義父の命令通り、
必死に舌を動かし肉の塊を舐める。
「........ちゅっ........くちゅ......」
唾液の絡む卑猥な音が浴室に響き、
義父が気持ち良さそうな声を漏らして抽送を速めていく。
息苦しさに目の前がクラクラと歪み、
現実感が遠のいていく。
苦しいのであれば鼻で呼吸すれば良かったのだろうが、
いきなりペニスを口に含めと言われ、
その後、口内で肉の棒を抽送されて私はすっかり混乱していた。
目の前を行き交う肉の棒におぞましさを感じながら、
私は健気に奉仕を続けた。
「........んッ........んッ.........んんんッ......」
時間が経つにつれ、口の中に広がるヌルヌルと苦味、
そして肉の棒の大きさが増していった。
その大きさは顎が外れそうな程膨らみ、口内を圧迫してくる。
私はもう無理だという視線を義父に送り続けるが、
一向に聞き入れてくれる様子はない。
それどころか益々抽送は激しくなり、喉奥を突き、吐き気まで催してくる。
「.....うげぇ....うぷっ.......................
もう......やめっ.......おぇッ....」
私の懇願に一切耳を貸すこと無く、義父は腰を振り続けた。
溢れる涙は頬を伝い、顎を通って床へと落ちる。
その涙は悲しさからなのか嘔吐感からなのかは最早分からない。
ただこの時間が早く終わってくれと願うだけだった...
————やがて、
肉の棒が一際大きく膨らんだかと思うと、
口の中にネバネバした熱い液体が大量にぶちまけられた。
「............ッ!?」
反射的に身を捩ってペニスから逃げようとするが、
義父が私の頭を強く掴んでいるせいで逃げられない。
次々と送り込まれるヘドロの様な液体が口内に溜まっていく。
逃げる事も飲み込む事も出来ない私は
ただ小さくかぶりを振って涙目で義父を見つめるだけ。
義父はただ一言、
「全部呑みなさい」
それだけ言って私を見下ろしている。
私はその液体がおしっこと同じ種類のものだと思っていた。
(そんな汚い物は飲めないッ!)
胸中の想いを込めてイヤイヤと首を横に振った。
けれど義父は一度口にした事は絶対に譲らない。
義父が飲めと言ったら飲まなければならないのだ。
私は喉にまとわりつくネバネバの液体を少量だけ飲み込んでみた。
その瞬間、身体全体が拒絶するような吐き気に襲われた。
(こんな物、全部飲める訳ないッ!)
そう思う私の心とは裏腹に義父は飲めと言わんばかりに腰を更に押し付けてくる。
口の中を肉の棒で掻き回され、
その苦しさに太腿をペチペチと手で叩いた。
私の手の叫びに気付いた義父が腰の動きを止める。
威圧的で高圧的な目が私を貫く。
観念した私は再び、液体を少しづつ嚥下していく。
何度も嘔吐き、吐き気と格闘しながら
随分と長い時間を掛けて私は義父の精液を飲み干した。
応援されると興奮、いや喜びます。
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