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血の繋がり【5】

触りやすいように体の位置を調整し、アイの隣に並ぶ様に寝そべる。

この方がアイの顔を間近で見れて嬉しい。

パンティーの中は俺が想像していたよりも熱く、湿っていた。

いつもの低い体温をイメージしていたので驚きが隠せない。

更に手の平に当たるザラリとした陰毛の感触。

俺の知らない内に妹の体は大人になっていた。

別にアイの事を子供だと思っていた訳ではないが、

実際にこうして触れるのと、ただそう思っているのとでは訳が違う。

実感としてアイが大人の階段を昇っている事を知る。

その成長を嬉しく思いながらも何処か寂しい気持ちもあった。

いつも一緒に居て、何でも知っているつもりの自分。

知らない事が増えていくのは当たり前なのに...

これは家族ゆえに生まれる感情なのだろうか?

普通のカップルならこんな事は思わないのだろうか?

誰とも付き合った事の無い俺には答えが分からない。

出ない答えを探すより、今は目の前のアイを大切にしたい...

そう思った俺は意識を右手に集中させた。

女性の身体など間近で見た事の無い俺はどこに何があって、

何をどうすればいいのかもよく分からない。

ただ自分の中にある拙い知識を総動員して考える。

陰毛がある所よりも更に下、そこに女性器がある事だけは知っている。

その手を下へ下へと滑らせていく。

なだらかな曲線の後、一筋の割れ目に指が触れた。

訳も分からず、試しに俺は中指をその割れ目にズブリと入れてみた。

「.....あッ!」

鋭い悲鳴のような声がアイの口から漏れる。

「大丈夫か!?痛かった!?」

焦ってそう聞く俺に、アイは首を小さく振って、

「.....大丈夫.......続けて...」とだけ答えた。

「痛かったらちゃんと言えよ?」

そうアイに告げて俺は差し込んだ中指を軽く動かし始める。

中は驚く程狭く、そして熱い。

アイの体の中でもココが一番高温なのではないかと思った程だ。

汗を掻いているのかやけにヌルヌルしているようにも感じた。

中指に吸い付くような締め付け。

プニプニした熱い肉の感触。

その全てが俺にとっては未知の領域だった。

俺の知らないアイがこの先に沢山詰まっているような気がした。

恐る恐る中指を前後に動かしてみる。

あまり奥まで入れてアイが痛がるのは嫌だったので、

入れるのは指の第一関節から第二関節まで。

顔を見ながら反応を伺い深さを調節していく。

アイの頬には鮮やかな紅が差し始め、目がトロンとしてくる。

呼吸も心なしか荒い。

これもまた俺が見た事のないアイの姿だった。

(何かエロいな...)

妹の蕩けた顔を見てると自分の下半身に血液が集まるのを感じた。

ズボンの中のペニスが狭苦しさに痛みを感じる程、屹立し始めていた。

同調するように俺の呼吸も速くなっていく。

アイの身体は時折ピクン、ピクンと跳ねていた。

痛がってはいないから多分感じているんだろう。

陰裂に抜き差しを行いながら、

俺は自分の手がどうなっているのか無性に気になった。

中指を伝って掌にまで滑り落ちてくる液体。

シーツも濡らしているであろうこの液体は何なんだと。

最初、汗を掻いているのだと思っていた。

中がこれほど高温なのだから汗を掻くのも無理はない。

だが、どうも俺が知ってる汗よりヌルヌルしている気がした。

どうにも気になった俺は一旦指を抜き取り、

自分の手をマジマジと見てみる。

掌はヌルヌルした液体でビショビショに濡れ光っていた。

感触を確かめるように指と指を擦り合わせる。

(オシッコでも漏らしたのか?)

しかし、その割にはやけに粘度が高く、指と指の間に糸を引いている。

これは俺の知っている尿でも無かった。

第一アンモニア臭もない。

「.......アイ...これは何だ?」

素直に聞いてみた。

「.......っ!.....バカッ!」

顔を真っ赤にし、慌てて俺の右手を両手で包み込む。

何かを隠すように...

「....バカッ!...バカッ!...バカァッ!」

大声で叫んでいる。

さっきまではあんなに声を殺していたのに。

女というのはよく分からない生き物だ...

あまりにもバカを連呼するので、

「バカって何だよ!分かんねーから素直に聞いてんだろっ」

と言い返す。

「もうっ!ユウくん、デリカシー無さ過ぎ!!バカッ!」

(デリカシー....?)

どうやら何かの地雷を踏んだ事だけは確かだった。

また俺の知らないマナーというやつか?

「....悪かった」

アイの手を握り返し、左手で髪を撫でながら唇を重ねる。

「............いいけど」

そっぽを向いて小声でそれだけ言う。

口付けをした途端、アイは急に大人しくなった気がする。

キスは仲直りにも使えるのかもしれない。

しばらくの間、口付けを交わした後、

やっぱり気になったので俺はもう一度聞いてみる。

「....で、何だったの?」

好奇心もあったが、妹の体から出てきたものだ。

やはり妹の事は何でも知っておきたい。

アイは目を逸らし、恥ずかし気に答える。

「.....もう.......その....女の子が感じてる時に出てくるものだよ....」

「そうかっ!」

その言葉に俺はパッと顔を明るくする。

アイが感じていた事への喜びに溢れる。

その喜びはアイをもっと感じさせたいという欲求に転換されていく。

喜び勇んだ俺は再びアイのパンティーに手を突っ込む。

「気持ちの良い場所とかあったら教えて?」

興奮した調子で、けれどなるべく優しく俺は声を掛けた。

アイは言葉には出さず小さくコクリと頷いた。

中指をもう一度さっきの陰裂に埋め込んだ。

ただそれだけで感じるのか、アイは体を震わせ唇を引き結ぶ。

また声を我慢する様子。

アイの中はトロトロに濡れそぼっていた。

その量は俺に自信を与えるには充分な量だった。

妹の身体を知り尽くす為に俺は様々な場所に指を這わせていく。

陰裂のサイドにあるぷっくりとした丘。

入り口付近にある薄い唇のようなビラビラ。

男と女の体はこれ程に違うのかと俺は夢中になった。

そして、その指がある突起に触れた時、

「......あぁッ!!」

と一際大きな声を出した。

その声に驚いた俺は妹の陰唇から指を離す。

「どうした?変なとこ触ったか?」

アイはフルフル首を振ると、

「.....あの........今のトコ.....気持ち良かった...」

恥ずかしそうに答えた。

後になってその突起はクリトリスであるという事を知った。

ただこの時の俺はそんな事も知らずただ無我夢中だった。

「よしっ」

俺はさっきのポイントを探す為、再び指を這わせる。

「......ここ?」

「......もうちょっと....上かな....」

アイの指示通り、指を少し上にずらす。

その突起に触れた瞬間、アイが再び鋭い悲鳴を上げた。

どうやらその突起は膣口の真上にあるらしかった。

俺はその小さい豆のような突起を指の腹で優しく圧し潰してみる。

「.......ッ!」

身体を仰け反らせ、顎が反り返る。

アイの白い首筋がよく見え、そこはうっすらと汗ばんでいた。

本能的に俺はアイの首筋をベロリと舐め上げる。

汗である筈だが、鼻腔と舌先に広がったのはほんのりとした甘い香りだった。

体育の授業が終わった後に充満する男臭さとは全く異なるもの。

その甘さはチョコレートのような常習性がある気がした。

アイの身体だったらいつまででも舐めていられる...)

マタタビを与えられた猫のように俺はその首筋をペロペロと舐め回す。

「.......やぁ....」

それがむず痒いのかアイが小さく身体を慄かせる。

舐める事に意識が取られた俺は右手が止まっている事に気付いた。

再び右手の動きを再開させる。

今度は潰すのではなく、上下に優しくくすぐるように撫でていく。

昔、悪ふざけでアイとくすぐり合いっこをした時の事を思い出した。

そうしていると、

「....ん?」

何かがめくれた気がした。

薄い皮のような...

ゆで卵が殻からツルリと向け落ちるようなそんな感触。

気にせず上下の動きを続けていると、

「....ッ!.....ンンッ!!......ああッ!!」

一際アイの反応が高くなった気がした。

もう声も我慢出来ないといった感じ。

体のビクつきも激しくなり、背中も大きく反っている。

たまらずアイが俺に話し掛けた。

「...そこ.....あんまり触られると......頭がヘンになる....」

ヘンになるとはどういう事だろう?

気持ちが良いのとはまた違うのだろうか?

ただ俺はもっと色んなアイの声が聞きたかった。

色んなアイの姿が見たかった。

手の甲を口にあて、必死に声を我慢している。

その仕草がまた一段と俺を興奮させるのだ。

俺は嫌がっている訳ではないと判断し、突起への刺激を再開する。

なるべくアイが痛がらないようにソフトタッチを心掛ける。

「...あッ!...あぁッ!....ユウくんッ.....そこばっかりだめぇッ!」

その言葉は何だかもっとして欲しいという風に聞こえた。

双子ゆえの神通力みたいなものだ。

アイの顔....イヤらしくなってて可愛い...」

本心からの言葉を耳元で囁く。

「.......バカ....」

アイは恥ずかしいのと嬉しいのとが入り混じった複雑な表情をしてみせる。

恥ずかしくなると顔を逸らすのがクセなのか俺のいない方に横向ける。

それが寂しいと感じた俺は、

アイの顔、もっとよく見せて...」

空いた方の手でグイッとこちらに顔を向けさせる。

その蕩けきった表情を見ていると、

俺の中にある愛おしさと欲情が激しく掻き立てられた。

「....いじわる」

ウルウルとした瞳でアイはそう呟く。

好きな子にいじわるをしたくなるという奴の気持ちが分かった気がした。

愛しさの糸に引っ張られるように俺はアイの唇に、頬に、首筋に、

キスの雨を降らせた。

その間も突起への刺激を続ける。

「あッ!」いやぁッ!.....ヘンになるッ!....やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

愛しい、愛しい妹...

俺の腕の中でもだえる妹

その身体の動きは時が経つにつれ激しさを増し、

そして、

「.........ッッッッッッッ!!!」

声ならぬ声を上げて、妹は絶頂へと達した。



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